ジェットスキー>●薄〜いガスケットの役目

ガスケットはエンジンのシリンダーヘッドやマフラーパイプ、
キャブレターの取り付け面に付ける板状パッキンの事です。

パッキンと一言にいっても、材質はさまざまで、紙、ゴム、真鋳、
鉄、ステンレス、液体のものなどいろいろな種類のものがあります。

その材質の特性によって使用される場所が違い、例えばシリンダー
ヘッドやマフラーガスケット、キャブレターガスケットなどは紙の
物が使用されていたりします。

紙といっても当然コピー用紙みたいなものではなく、厚紙にコーテ
ィングを施したものが素材として使われています。

このガスケット自体は非常に薄くできているものですが、このガス
ケットが敗れたり切れたりしていると、そこから排気ガスが漏れた
り、逆に空気を吸ったりしてエンジン不調の原因となることがあり
ます。

アフターパーツとしてもガスケットは確立されたパーツで、レース
用エンジンには純正品以外のガスケットが当然のように使用されて
います。

ノーマルエンジンのガスケット類の交換時は、そのジェットスキー
純正品と交換することをおすすめします。

このパーツをアフターマーケットのレース用ガスケットに交換して
も、ノーマルのジェットスキーが突然速くなることはなく、逆にエ
ンジントラブルの元になる可能性もありますので注意が必要です。