ジェットスキー>●ガス欠注意のメーター

ジェットスキーにガソリンメーターが付き始めたのは、1997年位
からのモデルに装備されるようになったと思います。

当時は2サイクルが主流で、燃料コックにリザーブモード（メイン
パイプより長いパイプに切換えて、底まで燃料が吸えるようにした
装置）があったので、あまり必要性はなかったのかもしれません。

ところが21世紀になって、4サイクルのジェットスキーが主流に
なると、とても重要な装備のひとつとなりました。

というのは、4サイクルのジェットスキーにはリーザーブコックと
いうものがないからです。

車と同じでタンク内のガソリンを全部使ってしまえば即ガス欠とな
ってしまいます。これが、JAFも来ない海上で起こると大変です、
下手をすれば遭難の危険性すらあります。

ですから、4サイクルのジェットスキーのマニュアルには、燃料ゲ
ージがこのくらいになるとあと20リッターしか残燃料はありませ
んよ、早く岸に帰って下さい、などと書いてあります。

はるか沖でこんなことを言われると焦りますので、航行計画には
余裕を持って出かけるようにしましょう。

最近のモデルは、燃料がある一定量を下回ると警告音とランプで知
らせてくれるものもあります。

警告音が鳴ったら、早めに岸に帰りましょう。ガス欠→漂流→救助
→情けない。（この順番はけっこうつらいものがありますよ）