ジェットスキー>●ゲルコートの役割

ゲルコートとは、ジェットスキーの船底部分のFRP層を覆っている、
硬質プラスチックのことをいいます。

ジェットスキーはその特性上、普段はトレーラーのレール上などに
置かれていて、ゲレンデに到着すると、そこから引きずり出されて
水に浮かべられます。

逆に水から上がる時は、レールの上を滑らせてトレーラーに積み込
まれます。

このような感じで、常にジェットスキーの船底はレールなどと擦れ
合っています。（運搬中も路面の凹凸などで微妙に擦れています）

この船底がFRPに塗装だけの場合、塗装がすぐに剥がれてしまい、
結果FRP層が損傷する事態となります。

このようなトラブルを回避するために、厚さ2〜3ミリのプラスチック
のゲルコート層があるわけです。

このゲルコート、普通に乗っているだけでは、剥がれたりしませんが、
水中の岩などの障害物にヒットしたりすると欠けたり割れたりする事
があります。

その時は修理が必要になりますが、素人修理ではゲルコーを完全に
補修することはできません。

ですから、プロに依頼したほうが、素人があれこれいじくり回すよ
り確実にキレイに直ります。

素人修理にももちろん限界はありますので、その辺も考慮したほう
がいいかもしれません。