ジェットスキー>●富津岬は永遠に

富津岬は千葉県の中央部、東京湾に張り出した岬状の土地です。
東京湾の入り口に位置しているにも関わらず、水は比較的キレイで、
魚介類や海苔のよい漁場になっています。

先端部より東京湾側は、通称北海面と呼ばれ、ここから天気の良い時は
遠く横浜のランドマークタワーなどがよく見えます。

波は比較液穏やかで、遠浅の海岸のため、水遊びにはちょうど良い
環境です。

一方、反対側の館山方面は通称南海面と呼ばれ、夏は海水浴場にもなる
海岸です。こちらは比較的波が高く、時折サーフィンをしている人もい
るようです。

ジェットスキーに乗るのは、主に北海面で、波の穏やかさと水のキレイさ
に惹かれて、夏になると大勢のジェットスキーヤーで賑わっていました。

「いました」と書いたのは、この北海面の2キロほど続く美しい海岸は
2009年10月よりその90％が車両侵入禁止となってしまったからです。

この措置により、車両を乗り入れできる場所は先端部分のごく狭い範囲
だけになり、事実上、」富津岬の北海面でのマリンレジャーの終焉とも言
える事態となっています。

いまでも狭い思いをすれば、先端で上げ下ろしできますが、私はもう
富津岬に行くことをやめてしまいました。

そんな思いをしてまで行くのであれば、他にも乗れるゲレンデはあり、
もう富津岬には魅力がなくなってしまったのです。

これと同じで、全国ではジェットスキーに乗れるゲレンデが年々
減少しています。

今回の乗り入れ禁止措置はジェットスキーだけのせいではもちろん
ないのですが、これ以上よいゲレンデを減らさないために、ルールと
マナーを守って楽しみたいものです。