ジェットスキー>●静かで速いは当たり前！？

マフラーは、エンジンの排気ガスを船体外に排出する装置ですが、
もちろんそれだけではありません。

消音・排気ガスの浄化・排気ガスの温度を下げる効果などがあります。
チャンバーなどとも呼ばれ、チューニングパーツとしては、とても
ポピュラーです。

このマフラーですが、ジェットスキー用は、マフラーパイプの中に
水が流れていて、その水が排気温を下げる役目をしています。

この水を絞ったものが、通称ドライチャンバーと呼ばれています。
構造が単純なものから、２重になっているものまで、さまざまな
種類があります。

昔はこのマフラーを改造し、抜けを良くしてパワーを稼ぐと言うのが
王道のチューニングで、レーサーのジェットスキーはそれなりに早か
ったのですが、素人が自分で改造したものなどは、単にうるさいだけ
で、速くもなんともなかった事を思い出します。

現在は4サイクルが主流ですので、マフラーの構造も自動車のものに
近くなり、音量も大幅に低減しています。

今は「静かで速い」、のが当たり前の時代となりました。2サイクル
全盛の時代には、乗っていて突然パワーダウンして、エンジンルーム
を見ると、マフラーのカプラーが外れて排気ガスが漏れている、

なんてこともたびたびあり、「マフラー無しだと排気ガスの抜けが最高
だからといって、速くなるわけじゃないんだ〜」と妙に納得したことが
あります。

なにはともあれ、ジェットスキーは水面では目立つ存在ですから、
静かに速く走りたいものですね。