セルモーターはエンジンを始動させるのにバッテリーに次いで重要
なパーツです。
これが正常に動かないと、バッテリーの電気は十分あるのに、
エンジンが始動できないということになり、陸の上を走る車なら
まだしも、水面の上を航行するジェットスキーや船などは死活
問題となります。
ただ、このセルモーター、普通はエンジンブロック(シリンダーや
クランク室)の影に隠れていて、あまり直接見ることができません。
ですから、船底に残っている海水や湿気などで、配線を接続している
部分が腐食して、接触不良となり、エンジンが始動できない事態になる
ことも多いです。
次に多いのが、リダクションギアーのトラブルで、こちらはギアの歯が
欠けて、エンジン側のギアとうまく噛み合わなくなって、空回りして
エンジンを始動できなかったり、ギアが飛び出さないで、エンジン側の
ギアに噛み合わなくて始動できないなど、さまざまな原因が考えられます。
あとは、セルのスイッチを押しても「カチン、カチン」といってエン
ジンが始動しない場合は、エンジン内部にトラブルが起きている可能
性もありますので、そのあたりは判断に迷うところです。
いずれにせよ、セルモーター関係のトラブルは、セルモーター単体や
配線、バッテリー、エンジン内部の何らかのトラブルなど、さまざま
な原因が考えられます。
素人判断せず、信頼のおけるショップに修理を依頼した方が結局は早
くなおかつ安く修理が完了したという事例を私は何例も見てきました。
何事も急がば廻れということでしょうか・・・。セルモーター、バッ
テリー、配線、リレーなど、さんざんいろいろな所を確認してみて、
それでも原因が分からずショップに持ち込んだら、スタータースィッ
チの接触不良だった・・・。
という経験を持つ私が言うのですから間違いありません・・・。
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